何かをやめるときの基準。

ライトなものは別として、結構な割合を占めている時間や趣味が人にはつきものですよね。

はたして、そういうものをやめるかどうかの基準は何か?


何かをやめると、「空いた時間」ができます。

その「空いた時間を何に使うか」がはっきり見えたときが、やめるときだと考えています。


例えば、会社は週5勤務&定時としても、一日8時間×5=週40時間ありますよね。これに残業や休出が加わるともっと増えます。

「会社を辞めるかどうか?」という問いは、「週40+X時間を何に使うか?」という問いとほぼイコールだと考えています。

ここで、その40時間以上を無為に過ごすようであるならば、辞めない方がよいということです。(リストラや体調不良など止むを得ない場合はその限りではありませんが)

つまり、
・やめたらどれぐらいの時間ができるのか
・その時間でどういった割合で何をするか
こういう青写真を描けるかどうかが重要だと思っています。

会社はかなり極端な例ですが、時間や状況をイメージしやすいと思われたため、一例として採用しました。


もちろん、その時間の使い方は変わるものです。
やっぱりこういうふうに使おうとなるかもしれません。
むしろ、そうなるのが普通です。

それでも、最初に「使い方のイメージ」が見えているかいないかでは大違いだと思います。
いきなり変な方向に進み出す可能性がぐっと減りますから。


あとは、「やめる前」と「やめた後」を比較することも大切です。

会社の例だと、「浮いた40+X時間」が将来的に(短期にしろ長期にしろ)ペイするかどうかという視点ですね。
金銭は大きな要素の一つですが、それ以外も含めて総合的に。

ここは個人の嗜好や信念も関わるので一概には言えない部分だと思います。
目に見えない「納得感」のようなものが人間の行動を決めていて、かつそれは決定的に作用しますから、最後は自分で決めるしかないでしょう。


というわけで、何か大きなことをやめる場合は、
「やめた後の時間の使い方から逆算し、かつその使い方に納得がいくかどうか」
で考えるべきだと思います。