変化をどれだけ意識できるか。

これからの時代は、変化をどれだけ感じ取れるかで決まると思うのです。


例えば、昨日会った人に今日も会ったとします。

その人の見た目・性格・生活状況が、昨日と比べて大きく変わっているか?と聞かれたら、ほとんどの場合それはノーです。

むしろ大きく変わっていたら、何か大変なことがあったんじゃないかと思うぐらいです。


では、数十年後に同じ人に会った場合はどうでしょうか?

こちらは逆に、見た目をはじめとして多くが変わっている場合がほとんどだと思います。

だからこそ、ジョジョ荒木飛呂彦先生みたいに、歳を取っても見た目が変わらない人のことが、非常なレアケースとして話題になるわけですね。


この二つのことから、「変わるのか変わらないのか」というテーマについて考えてみると、間違いなく変わっていくということが分かるでしょう。

ただ、もう一つの事実として、昨日と今日では何も変わっていないように「見える」ということもあります。

この「見える」ということは、非常に厄介なものです。
変わるものだと頭ではわかっていても、何かが昨日と今日で同じように見えれば、ついつい「何も変わらない」と思いがちです。

しかし、本当に何も変わっていなければ、数十年経っても世界は全く同じであるはずです。
言うまでもなく、現実はそうなっていませんよね。


これらのことを合わせると、「日々小さく」「何かが」変わっていると考えるのが自然です。

その「何か」の多くは、小さすぎて目には見えないものかもしれません。

ですが、事実として変化は起こっています。

目に見えないからといってそれらの変化を見過ごしていては、数十年後はもちろん数年後にもかなり大きな差がつくでしょう。

「何が」「どう」変わっているのか。
その変化をどれだけ感じられるかで、未来の自分が映し出す世界は全く変わってくるのではないでしょうか。


「大」きく「変」わると書いて「大変」と読みます。

あなたは日々の小さな変化を意識できていますか?

それが積み重なって大きくなったときには、文字通り大変なことになっているかもしれません。